第14回 常用漢字の不思議:制限よりルビを、漢字制限は語彙を貧しくする
9月11日の恐怖のテロ事件に引き続いてAnthrax(炭疽菌)という以前は聞いた事もない厄介な代物がテレビや新聞を賑わしている。今の所...
日本語に主語はいらない〜英文法の安易な移植により生まれた日本語文法の「主語」信仰を論破する〜
9月11日の恐怖のテロ事件に引き続いてAnthrax(炭疽菌)という以前は聞いた事もない厄介な代物がテレビや新聞を賑わしている。今の所...
今回は去る3月20日にモントリオールで亡くなった増本良夫さんのことを書いてみたい。享年83才であった。この連載「日本語ものがたり」は、モン...
9月である。日本語教室にも新入生がどっと入って来て、2001年度の新学期が始まった。秋学期は12月まで。その後は1月から冬学期で、4月に学年...
「Je t'aime」って日本語でどう言うの? って聞かれたら、「愛してる」とか「スキ!」とかですよね? 主語と目的語がないからと言って「『誰が?』『誰を?』愛してるの?」なんて尋ねるようじゃ百年の恋も終わっちゃう。今回は、Je t'aimeを通して、日本語に主語はいらないことを解説します。
いくら勤勉な学生と言えどもやはり人間。誰だって「最小努力の法則」を可能な限り実践している訳だ。果たして日本語のクラスでも「先生、今学期は単位...
このシリーズ第3回の拙稿「葉と歯って元々同じだったと思う」の中で、相撲取りのシコ名に多い「花・風・山」といった自然物に注目した。それらが「虎...
今回お話したいのは「古代日本の蛇信仰」である。それを出発点に古代日本人の生命力やエロスのイメージを表したと思われる大和言葉を追ってみる。「モ...
この連載の第4回で日本語における外来語(といっても漢語には触れず、いわゆるカタカナ語)の話をし、その最後に、ケベック州におけるフランス語を守...
今回は、教室で大和言葉の語源を辿る学習効果並びに楽しさと、その一方に潜む「素人語源説」の怖さについて考えてみる。 旧サイト:金谷武洋の『日...
今回は、「受身文」と「使役文」を考えてみたいと思う。英仏語とのアナロジーで学生にこれらを説明すると危険なことがあるので、教師側は気をつける必...